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2021-11-04

オンプレミスからのクラウド移行に「ちょうどいい」サービスが登場!

By 株式会社インターネットイニシアティブ

これからクラウドへ取り組むマルチクラウドハイブリッド クラウドクラウド移行

クラウド活用は、データ活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)にあたり避けて通れないテーマです。しかし、「システム改修コストがかかる」「結局オンプレミスにサーバーが残る」「既存の運用スキルが生かせない」などが課題になり、思ったようにクラウド移行が進まないことも多くあります。そのような課題に対してインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)では、オンプレミスからの移行にちょうどいいサービスを提供しています。

クラウド移行において企業が抱えている課題

IT活用やDX実現へ向けた取り組みでは、クラウドの活用がカギになります。既存システムをクラウドに移行することで、必要なリソースを必要な分だけ迅速に調達・利用でき、環境の変化に対応しやすくなるためです。また、ハードウェアの運用やメンテナンスをクラウドサービスの提供事業者に委託することで、運用コストの低減や人材の有効活用も期待できます。

さらに、クラウド移行に取り組むことでデータ活用やその他のサービスとの連携性も高まります。現在では、多くの新サービスがクラウド上で提供されています。自社のデータやシステムを活用するためには、クラウド上にデータやシステムを移行し、連携しやすい環境を構築することがポイントです。

しかし、クラウド移行にはいまだ多くの課題を感じている企業も多いのが実情です。例えば、「既存システムをパブリッククラウドに移行したいが、システム改修コストが大きい」といったコスト面での課題が挙げられます。既存のシステムをそのままクラウドに移行することが難しく、改修のコストが移行のコストメリットを上回ってしまうのです。

コスト面以外にも、機能や仕様、性能面での制約も課題として挙げられます。パブリッククラウドでは、既存の環境とは異なる仮想化基盤を用いることが多くあります。またマルチテナント環境ではITリソースを専有して利用できないため、機能や性能不足に陥ることもあるのです。

さらに「なるべく設計や運用スキルを変えずにクラウド環境へリフト&シフトしたい」といった運用面、教育面での課題も考えられます。

クラウド移行が必要だと分かっていても、目の前の課題解決に適したサービスが少なく、多くの企業が悩んでいるのが実情です。

vSphereベースのホステッドプライベートクラウド

多くの企業の課題を解決するため、IIJは「オンプレミスのサーバーをそのままクラウドへ移行できる『ちょうどいい』サービス」をコンセプトに掲げ、「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2」(以下、IIJ GIO P2 Gen.2)を提供しています。

IIJ GIO P2 Gen.2は、移行性の高いVMware vSphere®ベースのホステッドプライベートクラウドとして提供され、vSphere利用企業であれば既存システムの設計思想をそのまま適用した環境を構築できるメリットがあります。また、パブリッククラウドの「手軽さ」とプライベートクラウドの「自由度」の両方のメリットを備えることで、オンプレミスからのクラウド移行を支援します。

プライベートクラウドとパブリッククラウドのメリットを享受できる

 

IIJ GIO P2 Gen.2の特徴は、大きく3つに整理できます。

1つめは、移行性に優れたクラウド上のvSphere基盤を提供することです。IIJ GIO P2 Gen.2では、「フレキシブルサーバーリソース」と「デディケイテッドサーバーリソース」という2種類のリソースが用意されていますが、基盤にはいずれもVMwareの技術を採用しています。

フレキシブルサーバーリソースは「ハードウェアとvSphereの管理から完全に解放されたい」という顧客のニーズに対応したもので、契約リソース範囲内でリソースプールから自由なサイズ感で仮想マシン(VM)を作成できます。一方、デディケイテッドサーバーリソースは「オンプレミスと同様にVMware vCenter®の機能を使いたい」というニーズに応えるもので、vCenterのフル権限を利用できるがハードウェアまでは管理しないという「持たないプライベートクラウド」を提供しています。

管理対象で比較すると、デディケイテッドサーバーリソースがハイパーバイザー(VMware ESXi™)以上の領域を顧客が管理できるのに対し、フレキシブルサーバーリソースを選択した場合、ユーザは仮想サーバー以上の領域を管理するだけでよく、ESXiやvCenterなど、リソースプールとプロビジョニングツールの管理をIIJに任せられます。

スモールスタート可能で移行作業も専門チームに一任できる

IIJ GIO P2 Gen.2が持つ2つめの特徴は、リソースの最小単位が小さく、スモールスタートできることです。サーバー単位ではなく、仮想リソースプールから最小「1vCPU/4GBメモリ」というリソース単位での契約が可能なため、柔軟性を備えたシステムを構成できます。これにより、オンプレミスに近いvSphere環境でありながら、クラウド環境の特徴である「柔軟性」を享受できます。

フレキシブルサーバーリソースの場合は、1vCPU 4GBメモリ 10GBストレージからスモールスタートし、自由なサイズで仮想マシンをデプロイできます。

フレキシブルサーバーリソースのサービス内容

一方、デディケイテッドサーバーリソースの場合、1ESXi 1TBのストレージからスモールスタートし、フレキシブルサーバーリソースと同様、自由なサイズで仮想マシンをデプロイできます。

デディケイテッドサーバーリソースのサービス内容

IIJ GIO P2 Gen.2の3つめの特徴は、クラウド移行作業を経験豊富な専任チームに一任できることです。移行用の各種ツールの活用に加えて、数多くのクラウド移行を手掛けた専任チームが作業を実施。 ユーザの手間を最小限にし、オンプレミスからのスムーズな移行を支援します。

一般に移行作業では、移行環境の構築、新環境の構築、移行テスト、本番移行作業といったプロセスが必要になります。移行にあたっては、インターネット接続やプライベート接続環境をどう設計するか、セキュリティをどう担保するかなど、クラウド環境特有のネットワーク設計・設定作業も求められることが多くあります。

例えば、インターネットゲートウェイ、ファイアウォール、ロードバランサ、プライベートバックボーンゲートウェイなど、クラウド移行に関する設計作業から実際の移行作業まで、IIJ GIO P2 Gen.2の活用によってワンストップで一任できるようになっています。

各種インターネットサービスやクラウドと密接に連携

さらに、IIJ GIO P2 Gen.2は、IIJがこれまでに培ってきたインターネットやクラウド活用の知見やノウハウをユーザに提供しやすいサービスでもあります。

まずは、コンプライアンスやプライバシーに準拠したサービスであることがポイントです。IIJは、世界で初めてBCR(Binding Corporate Rules: 拘束的企業準則)の承認を取得したクラウド事業者です。BCRとは、EUの個人データ保護法「一般データ保護規則(GDPR)」にのっとり、欧州経済領域(EEA)より取得された個人データを保護するための方針と、その個人データをEEA域外のグループ会社に共有する場合のルールを定めたものです。IIJグループは2021年8月5日、EU加盟国全会一致の肯定的な公式見解に基づき、ドイツのデータ保護監督機関から承認を取得しています。

またIIJ GIO P2 Gen.2は、IIJが手掛けるさまざまな製品やツールとの容易な連携を実現します。具体的には、DDoS攻撃対策、WAF(Web Application Firewall)、IDaaS(Identity as a Service)、メールセキュリティ、Webゲートウェイなどのセキュリティ製品や、仮想デスクトップ、データベース、ファイルサーバー、Active Directory、WSUS(Windows Server Update Services)などのネットワーク関連サービスなどです。

さらに、IIJ閉域ネットワークを通じた外部クラウド接続も可能です。Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud、Oracle Cloudといった、主要な企業向けパブリッククラウドとのシームレスな連携・接続を実現します。

利用料金についても、月額固定での利用が可能で、見積もりが出しやすいというメリットがあります。例えば、フレキシブルサーバーリソースで、1vCPU/4GBメモリを利用する場合、サーバーリソースプールは単価4,500円~利用が可能です。

このようにIIJ GIO P2 Gen.2は、オンプレミスからの移行に「ちょうどいい」サービスです。クラウド移行に踏み出せずにいる企業の助けとなるでしょう。

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オンプレミスからのサーバ移行に最適なクラウドサービスとは?

パブリッククラウドの利用者が増え、オンプレミスからクラウドへのサーバ移行を検討している企業も多いと思います。本資料ではIIJの提供する、クラウド移行に最適な新しい考え方のクラウドサービスの概要と仕様をご紹介します。

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